投資に向いていない人の特徴7選|やめた方がいい人とやり方を変えればOKな人の違い

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もしかして自分は投資に向いていない人なのでは…

そんな不安を抱えながらこの記事にたどり着いた方も多いと思います。

保険代理店として10年以上、お客様の家計相談や資産形成相談をしてきましたが、
投資に絶対向いていない人よりもやり方さえ変えれば全然OKな人の方が圧倒的に多いです。

この記事では、

  • 本当に投資をしない方がいい人
  • 今は投資に向いていない状態の人
  • 投資に向いていないと思っているけれど、実は向いている人

これらの違いを、できるだけわかりやすく解説します。

最後には、それでも少額からコツコツ投資を始めてみたいという人向けに長期投資と相性のよい投資信託も紹介します。

投資信託シミュレーション(筆者の場合)
投資信託の資産推移(筆者の場合)
目次

投資に向いていない人の特徴7つ

まずは、多くの相談を受けてきた中で感じた、この状態なら一度立ち止まった方がいいという特徴を7つに整理します。

特徴①すぐ結果が出ないと嫌。短期間で増やしたい

  • 1年で2倍にしたい
  • 数ヶ月で増えなかったら意味がない

こうした短期での結果にこだわる人は、投資とは相性がよくありません。

投資は本来、「長期でコツコツ育てる」「増える年もあれば、マイナスになる年もある」という前提で考えるものです。

対策:投資=10年以上の長期ゲームと考える

最低でも10年、できれば20年という時間軸で考えられるかどうかが、投資に向いているかどうかの大きな分かれ目です。

特徴② 生活防衛資金がない・毎月赤字・借金がある

正直に言うと、下記のどれかに当てはまる場合は、投資を始める前にやるべきことがたくさんあります。

  • 毎月の家計が赤字
  • クレジットカードのリボ払いや借金がある
  • いざという時に使える貯金(生活費の3〜6ヶ月分)がない

この状態で投資を始めると、お金が必要になって安い時に売ってしまうという最悪のパターンにハマりやすくなります。

対策:まずは守りを固めてから

・毎月の支出を見直す
・高金利の借金があれば、最優先で返済
・生活費の3〜6ヶ月分の貯金を確保

ここまでできてからが、ようやく投資のスタートラインです。

特徴③ 損失に極端に弱く、感情ですぐに行動してしまう

  • ちょっと下がっただけで不安になって売ってしまう
  • 含み損を見ると夜眠れない
  • SNSの暴落!にすぐ反応して売買してしまう

こういった感情優先の行動は、投資の世界では大きな損失につながりやすいです。

投資においては、上がる日もあれば下がる日もあります。また、短期の値動きは誰にも読めません。これらの前提を受け入れることが大事です。

対策:自分のリスク許容度を正直に認める

・価格を毎日チェックしないと落ち着かない
・3ヶ月連続マイナスが続いたら不安でたまらない

このタイプの方は、値動きの緩やかな商品や投資額を少額に抑えることで対応可能なケースも多いです。

特徴④ 人任せで、勉強する気がまったくない

  • よくわからないけど、みんなやっているから
  • 友達に勧められたから
  • 営業さんに任せれば大丈夫でしょ

こういった丸投げスタンスは要注意です。

もちろん、プロに相談すること自体は悪いことではありません。
ただし、最低限の仕組みくらいは自分で理解しておかないと、損しても理由がわからない状態になります。

対策:まずは仕組みだけでも押さえる

・投資信託とは何か
・NISAって何を優遇してくれるのか
・手数料にはどんな種類があるのか

これくらいなら、1〜2冊の入門書やインターネットで十分学べます。

特徴⑤ 一攫千金を狙うギャンブル思考

  • 仮想通貨で一発当てたい
  • 短期トレードで月に何十万円も稼ぎたい
  • レバレッジを効かせて大きく増やしたい

こういったギャンブル志向が強い人は、投資ではなく投機に走りがちです。

投資は本来、収入を支える土台を育てたり、将来の不安を減らすためのものです。
人生をかけた一発勝負とは真逆の世界です。

対策:投資=生活の安定装置と捉え直す

・老後資金
・子どもの教育資金
・将来の選択肢を増やすための資金

こうした目的に向けて、時間を味方につけながらじっくり増やすものという発想に変えられるかどうかがポイントです。

特徴⑥ お金の管理が苦手で、収支を把握していない

  • なんとなく毎月お金が残らない
  • 家計簿はつけたことがない
  • クレジットカードの明細を見ていない

このように、そもそもお金の流れを把握できていない状態だと、どれくらい投資に回して良いか判断できません。

対策:1ヶ月だけでも家計の見える化をする

・家計簿アプリで支出を自動記録
・固定費(家賃・通信費・保険料など)を洗い出す
・ムダな固定費をカットして投資の原資に回す

ここができる人は、投資を始めてからも無理のない金額でコツコツ続けやすいです。

特徴⑦ ルールを守るのが苦手で、すぐに方針を変えてしまう

  • 長期投資すると決めたのに、数ヶ月で売ってしまう
  • SNSやニュースのたびに方針がブレる
  • 熱しやすく冷めやすい

投資の成果の大部分は、決めたことを淡々と続けられるかどうかで決まります。

一度毎月○円○年間は続けると決めたら、多少の値動きでブレない仕組みを作ることが大切です。

対策:最初にマイルールを紙に書き出しておく

・目的(何のための資金か)
・期間(何年育てるのか)
・毎月いくら積み立てるのか
・どんな時でもやらないこと(暴落時に慌てて売らない等)

これを書き出しておくだけで、ブレにくくなります。

投資に向いていない人と今は始めるタイミングじゃない人は違う

ここまで読んで「ほとんど当てはまるから、やっぱり私は投資に向いていない…」と思った方もいるかもしれません。

でも実際には、

  • 家計を整えれば問題ない人
  • 投資額を少額にすればOKな人
  • 商品選びを変えれば向いている人

など、ちょっと整えればOKなケースがとても多いです。

性格的に向いていないより環境が整っていないことが多いパターン

  • 借金がある
    → 返済が進めば投資してもOKな状態になる
  • 貯金が少ない
    → 生活防衛資金が貯まればスタートできる
  • 損失が怖い
    → 少額+値動きの穏やかな商品なら大丈夫な場合も

今は投資をするべきではない状態と、一生投資に向いていない人は、まったく意味が違います。

投資を始める前にチェックしておきたい5つのステップ

投資に向かない人について説明する記事の挿入画像

実際にお客様の相談で使っている投資のチェックリストを、簡単に言語化するとこんな感じです。

ステップ1:家計が黒字かどうか

  • 毎月、手取りの○%くらいは貯金できているか
  • クレジットカードの支払いに追われていないか

ここがマイナスなら、まず投資ではなく家計の見直しが先です。

ステップ2:生活防衛資金があるか

  • 会社員なら:生活費の3〜6ヶ月分
  • 自営業・フリーランスなら:6〜12ヶ月分あると安心

この生活防衛資金は、何があっても投資に回さないお金として別管理しておくのがおすすめです。

ステップ3:目的と期限を決める

  • 老後資金なのか
  • 教育資金なのか
  • 10年後のマイホーム頭金なのか

目的といつ使うお金かによって、選ぶべき商品やリスクの取り方が変わります。

ステップ4:自分のリスク許容度を正直に認める

  • 一時的に20〜30%のマイナスを見ても耐えられそうか
  • そもそも値動きの少ないものが安心なのか

本当は怖いのに無理してリスクを取るのが一番危険です。
少し保守的かな?くらいでちょうどいい方も多いです。

ステップ5:商品選びは順番が大事

いきなりリスクの高い商品に手を出すのではなく、

  1. 現金・預金(生活防衛資金)
  2. 長期・分散・積立ができる投資信託など
  3. 余裕があれば、その他の投資(個別株など)

というふうに、土台から順番に積み上げていくのが安全です。

どうしても投資が怖いという人は、無理にやらなくてもOK

ここまで読んでもなお、「どうしても怖い」「夜眠れなくなりそう」「お金のことを考えると気分が落ち込む」

という場合、無理に投資をする必要はありません。

  • 貯金をしっかり貯める
  • 保険や年金制度を上手に活用する
  • 自分のスキルを磨き、収入アップを目指す

といった自分に合った資産形成の方法を選ぶのも立派な選択です。

投資はあくまで選択肢のひとつであって、やらないと人生終わりというものではありません。

それでも少額からコツコツ投資を始めたいというあなたへ

借金はなく、生活防衛資金もあるし、投資は怖いけれど将来のために少しずつは増やしていきたいという方も多いと思います。

そんな方には、

  • 少額から始められる
  • 分散投資ができる
  • 長期での資産形成に向いている

といった特徴を持つ投資信託が、選択肢のひとつになります。

ここからは、長期の資産形成を目指す人向けの選択肢として、投資信託「ひふみ」について紹介します。

※ここは「この商品がベストです」と勧める意図ではなく、長期投資の選択肢の一例としての情報提供です。

ひふみシリーズの主な特徴

1. 成長企業に分散投資するアクティブファンド

ひふみシリーズは、運用会社が独自に調査した国内外の成長企業に投資するアクティブファンドです。
企業の定性・定量分析を行い、将来性があると判断した銘柄に長期で投資する方針をとっています。

2. 市況に応じて株式と現金の比率を調整

相場環境によっては、株式の比率を下げて現金比率を引き上げることがあります。
「常にフルで株式」というよりは、下落局面への備えも考慮した運用方針と言えます。

3. 長期保有を前提にしたコスト設計(資産形成応援団)

対象ファンドを5年以上保有した場合、信託報酬の一部が「応援金」として再投資される制度があります(最大0.4%・一部対象外あり)。
長く続けるほど実質コストが下がる設計になっている点が特徴です。

4. セミナーや動画で運用状況を説明

ファンドマネージャーが運用状況や相場観を説明する「ひふみアカデミー」や、初心者向けのセミナーなどが定期的に行われています。
何に投資しているのか、どのような考え方で運用しているのかを知りたい人には、情報にアクセスしやすい環境と言えます。

5. 少額から利用できて、新NISAにも対応

  • 1,000円から購入可能
  • 買付手数料・解約時手数料は0円
  • 新NISA制度に対応(全商品が成長投資枠対象、「ひふみ投信」はつみたて投資枠でも購入可)
  • シリーズ合計の残高は1兆円超(2023年10月末時点)
  • 「R&Iファンド大賞2023」で、ひふみ投信が投資信託10年・国内株式コア部門の優秀ファンド賞を受賞

といった特徴があります。

投資判断は「自分のお金のルール」に合わせて

ここまで見てきたように、ひふみシリーズは

  • 成長企業への長期投資
  • 少額からの積立
  • 長期保有向けのコスト設計

といった点を特徴とする投資信託です。

一方で、当然ながら元本が保証されている商品ではなく、基準価額は上下します。投資判断そのものは、必ず

  • 自分のリスク許容度
  • 投資期間
  • 他の資産とのバランス

を踏まえて行う必要があります。

おわりに

ここまでの記事ではあくまで「投資に向いていない状態」とその対処法を中心にお伝えしてきました。
そのうえで、

・長期でコツコツ積み立てる投資信託の例を知りたい
・成長企業に投資するファンドの情報を自分で確認したい

という方は、ひふみの公式情報を参照してみるのも一つの方法です。

将来の資産形成、気軽に始めてみませんか?

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