6S等級と6F等級の違いは?割引率と7S等級・7F等級との差額も解説。【自動車保険/任意保険】

自動車保険の等級につくアルファベットの意味のアイキャッチ画像

車を運転する方の多くは、任意保険に加入しているものと存じます。今回は、等級に表記されるアルファベットの意味について解説します。

任意保険はノンフリート等級を保有し、事故で保険を使わなければ1年ごとに等級が進みます。1等級から20等級に区分され、等級の数字が大きくなるほど割引率が大きくなります。

自動車保険におけるノンフリート等級別割増引率の説明図
等級別の割増引率(改定等により変更となる場合があります)

現在保有している等級は保険証券などで確認することができますが、アルファベットがついた等級を見たことがありますか


アルファベットがつく等級は6等級と7等級です。国内損保四社においては、「S」と「F」がつきます。

国内損保四社

東京海上日動
損保ジャパン
三井住友海上
あいおいニッセイ同和

これらS、Fのアルファベットにはそれぞれ次の意味があります。

S 新規契約を表す
F 継続契約を表す

新たに自動車保険に加入する場合は6等級からのスタートとなります。なお、セカンドカー割引を適用する場合は7等級です。これら新規契約の場合は新規契約を表す「S」がつくことになります。

★セカンドカー割引を適用して加入する7S等級についての詳細は【セカンドカー割引の適用条件と保険料は?家族の範囲や3台目についても解説】の記事で解説しています。

事故で保険を使わなければ1等級ずつ進むと前述しましたが、等級が進んで6等級/7等級になった場合は、継続契約を表す「F」がつきます。保険使用で等級が下がった場合も同様です。

自動車保険の6S等級と7S等級の解説図



各等級の割引率について

S,Fがつく等級の割引率は次の通りです。

等級事故なし事故あり
6S等級3%割増
6F等級13%割引
7S等級38%割引
7F等級27%割引14%割引

各等級の保険料試算例

それぞれ割引率が異なりますので、同条件で試算した場合の保険料を例示します。試算結果は契約内容や加入する保険会社などによって変わります。

等級割増引率年間保険料
6S等級3%割増142,950円
6F等級13%割引164,960円
7S等級38%割引123,150円
7F等級27%割引141,550円

S,F以外のアルファベットが表す意味

なお、保険会社によってはA/B/C/D/E/Gのアルファベットがつく場合があります。これらはいずれも6等級/7等級の新規契約における年齢条件を表しています。(継続契約の場合は年齢条件に関係なく「F」が表記されます)

アルファベット表記アルファベットの意味
A年齢を問わず補償
B21歳以上補償
C26歳以上補償
D年齢条件のない車
E30歳以上補償
F継続契約
G35歳以上補償
S新規契約
「F」以外は全て新規契約につくアルファベットです

当サイトでは、現役保険屋(下記プロフィール参照)が保険に関する情報を発信しています。規定のほか自動車保険の保険料を安くする方法や、ネット損保の保険料が安いランキングなども紹介しています。保険は、一度加入すると見直しする機会が少ないもの。皆様の保険見直しのきっかけとなれば幸いです。

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