保険会社が販売するドライブレコーダーをご存じですか?
テレビCMでも放映されていますが、自動車保険に特約セットする形で契約してドラレコをレンタル(リース)するものです。
損保大手四社に加え一部の保険会社がドラレコ特約を展開していますが、通信機能付きであること・高画質であることなど、基本的には各社同等の機能を備えています。
・東京海上日動
ドライブエージェント パーソナル(DAP)
・損保ジャパン
つながるドラレコ Driving!
・三井住友海上
見守るクルマの保険(ドラレコ型/プレミアムドラレコ型)
・あいおいニッセイ同和損保
タフ・見守るクルマの保険プラス
月額保険料
タフ・見守るクルマの保険プラス ドラレコ型
650円(契約や割引により異なります)
箱の外観
同梱物
ドラレコ本体が入った白い箱/送付状/「タフ・見守るクルマの保険」ご利用ガイドが入っています。
続いて白い箱を開封します。
銀色のテープが貼られているので、カッターナイフなどで切ってから開封します。
取扱説明書(STZ-DR100)・専用ドライブレコーダー取付時の注意事項が本体類の上に入っています。
同梱物は次の通りです
これらをご契約の車に取り付けます。
付属するmicroSDの容量は8GBです。
取り付けについて
ドラレコの取り付けは業者に依頼すれば綺麗に設置してくれます。
ただし有料となりますので、費用を抑えたい方は自身で取り付けてみましょう。
ドラレコ設置の大まかな流れ
配線ケーブルが見えないように設置するのは意外に大変です。
返却キットについて
保険会社のドラレコはレンタル品であると前述しました。
保険料を払い続ける必要はありますが、故障時・破損時(故意に発生させた場合などを除く)に無償で新品と交換できるメリットはあります。
(保険会社のメリットとデメリットはこちらの記事で解説しています)
レンタル品なので、車を手放すなどの理由でドラレコ特約を外す場合には返却キットを使ってドラレコ本体を保険会社に返却する必要があります。
期日内に返却ができない場合は所定の違約金が発生します。
★返却の具体的な流れについてはこちらの記事で画像付きで解説しています。
ドラレコは必須
車を運転する際に必ず加入したい自動車保険。
自動車保険は実は2種類あり、加入が義務付けられている自賠責保険(強制保険)と個々人で任意に加入する任意保険とがあります。
自賠責保険の補償内容は最低限の対人賠償のみであり、自賠責の補償金額を超える対人賠償・人身傷害保険・車両保険などに備える場合は任意保険に加入する必要があります。
任意保険の加入率は90%前後で推移していますが、依然として100%には達しない現状です。
さて、自動車事故発生時に力を発揮する保険ですが、それだけでは少々不安です。
お互い走行中の事故(車線変更時の事故や交差点における事故など)であれば、基本的に双方に過失割合が発生します。
保険会社同士で交渉し、事故解決まで円満に進んだ場合は問題ありませんが、過失割合の決定に際して揉めるケースはしきりに発生します。
例えば次の事故を見てみましょう。
※モザイク処理を実施しています
信号交差点における接触事故
・当方 青信号を右折
・先方 赤信号を直進
ドラレコ映像に信号の色が映っているので、当方の過失割合が0%であることは言うまでもありませんよね。
ところが、筆者が事故現場急行時に聴取した先方の主張はこうです。
先方「私は青信号だった」
嘘をついているのか。勘違いしていたのか。真相は不明ですが、ドラレコの映像がなければ信号の色を巡って揉める案件でした。
保険会社が販売するものもありますが、市販品でOKです。
現在、車にドラレコをセットしていない方は必ずセットしましょう。
筆者は現役で10年以上保険屋に勤務する者です。
自動車保険の保険料を安くする方法や、火災保険の値上げ対策などの有益な情報を発信しています。
また、ネット損保は多く存在しますが、ネット損保の保険料が安いランキングなどもまとめています。
当サイトが皆様の保険見直しのきっかけとなれば幸いです。
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