自動車保険の主な運転者を偽るとバレる?
夫が主に運転するけど、ゴールド免許の妻を記名被保険者にすれば保険料が安くなるらしい
このような話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
確かに、ゴールド免許割引が適用されると保険料が安くなるケースがあります。しかし、保険料を安くするために実際の主な運転者とは異なる人を記名被保険者に設定するのはおすすめできません。
私は現役保険屋として日々お客様の保険相談を受けていますが、このような設定は大きなリスクを伴います。
この記事では次のポイントについて、保険の実務目線で解説します。
- 記名被保険者とは何か
- 主な運転者を偽るとバレる可能性
- 間違った契約をするリスク
- 保険料を安くする正しい方法
記名被保険者とは?
まずは「記名被保険者」という言葉から説明します。
保険証券には記名被保険者の名前が記載され、その人を基準に以下の条件が決まります。
- ゴールド免許割引の適用可否
- 運転者限定
- 等級の所有者
- 保険料の年齢区分
つまり、自動車保険の契約において最も重要な人物と言っても過言ではありません。
「契約者」と混同されることがありますが、この2つは完全に別物です。
- 契約者:契約を締結する人
- 記名被保険者:車を主に運転する人
契約者は夫でも妻でも構いませんが、記名被保険者は実際にその車を主に運転する人に設定する必要があります。
ゴールド免許の妻を記名被保険者にすると安くなる?
例えば次のようなケースです。
- 車を主に運転するのは夫
- 夫はブルー免許
- 妻はゴールド免許
- 保険料を安くしたい
このケースで「妻を記名被保険者にして、夫婦限定にすれば問題ないのでは?」と質問をいただくことも実際にあります。
しかし、この契約は実態と異なる内容になります。記名被保険者は主に運転する人であることが前提です。
実際には夫がほとんど運転しているにもかかわらず、保険料を安くする目的で妻を記名被保険者にするのは適切ではありません。
免許証の色による保険料差
多くの自動車保険では、免許証の色(ブルー/ゴールド)によって保険料が変わります。実際にどの程度の差が生じるのか、同一条件で試算しましたので参考にしてください。

保険料は契約条件によって大きく異なりますが、今回の試算ではブルーとゴールドで13,050円の差が生じました。
免許証の色だけでここまでの差があると「記名被保険者をゴールド免許の家族に変更して保険料を抑えたい」と考える方もいるかもしれません。
グリーン免許とブルー免許の保険料は同じです
主な運転者を偽るとバレる?
結論から言うと、事故が発生したときに判明する可能性は十分あります。
事故対応の際に保険会社は保険金の支払いにあたってさまざまな事実確認を行います。
- 事故発生時に誰がその車を運転していたのか
- 事故発生時の使用目的(通勤・通学など)
- 誰が普段その車を運転していたのか
- 車の使用実態
事故対応の中で、実際は夫が毎日運転していたという事実が分かれば「なぜ妻を記名被保険者にしていたのか?」という確認が行われる可能性があります。
保険金が支払われない可能性はある?

「絶対に保険金が支払われない」と断言することはできません。
実際には契約内容や事実関係、保険会社の判断などによって対応は異なります。
「少しでも保険料を安くしたい」という気持ちは理解できますが、そのために事実と異なる契約を締結することはおすすめできません。
記名被保険者は正しく設定することが大切
記名被保険者は、必ずその車を最も多く運転する人で設定しましょう。
今回の例で言えば、「主に夫が運転するけど妻も時々運転する」であれば、記名被保険者は夫が正しい設定です。
そのうえで、契約条件などで保険料を調整していくことが重要です。
- 運転者限定
- 年齢条件
- 車両保険の見直し
- 特約の整理
保険料を安くするなら「比較する」
実は、自動車保険は保険会社によって保険料が大きく違います。以下に、筆者が11社の保険会社を比較したランキング結果をご紹介します。

各社ほぼ同条件にもかかわらず、1位と11位とでは約5万円もの差が開いていることが分かります。保険料を節約するためには、記名被保険者を正しく設定しつつできるだけ複数の保険会社を比較することがポイントです。
<契約条件>
保険期間:令和8年8月1日から1年間/払込方法:一時払(一括払い)/運転者限定:なし/免許証の色:ゴールド/車名:アクア/型式:MXPK11/初度登録年月:令和8年/使用目的:通勤・通学使用/年間走行距離:10,000km/運転者限定:なし/年齢条件:35歳以上/主な使用地:東京都
<補償内容>
対人対物賠償:無制限/対物超過特約:50万円/人身傷害:7,000万円 ご契約のお車搭乗中のみ補償/車両保険:一般条件(300万円・免責0円)/車両新価特約(300万円)/弁護士費用等補償特約(自動車)

でも複数社の比較は面倒…
その意見、とても分かります。現役保険屋の筆者でさえ10社以上の見積もりは相当時間がかかる作業なので、これを普通の方がやろうと思えば大変なのは当然のことです。
・最短5分で比較できる
・入力は1回だけでOK
・最大20社をまとめて比較可能
・リアルタイムで保険料が分かる
・利用は完全無料
少し厳しいことを言うと、比較せずに決めている人はほぼ確実に損しています。保険料を節約したい人は、まずは無料で保険料をチェックしてみてください。
実際に比較してみると、年間数万円節約できることも普通にあります。
最短5分で結果が分かるので、あなたの場合いくら安くなるかこちらから試してみてくださいね。
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まとめ
- 記名被保険者は「主に運転する人」
- ゴールド免許だからという理由だけで妻を記名被保険者にするのは適切ではない
- 事故後の調査で運転実態が確認される可能性は十分ある
- 実態と異なる契約はトラブルの原因になり得る
- 保険料を安くしたいなら、記名被保険者を偽るのではなく複数社を比較することが重要
私が11社を比較したところ、最安値と最高値では約5万円の差がありました。保険料を節約する近道は、契約内容をごまかすことではありません。
正しい条件で契約し、その条件で最も安い保険会社を選ぶのおすすめです。ぜひ一括見積もりを活用して、ご自身にぴったりの自動車保険を見つけてください。
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